おはこんばんちは!
なおとです。
この間、妻と子供と3人で横浜のみなとみらいに出かけてきました。
そこでとある大道芸人が演技をしていて30分くらい見入ってしまいました。
みなとみらい近辺は休日は頻繁に大道芸人が演技を披露しています。
そのときに見た大道芸人はこれまでの見たきた芸人さんと毛色が違ったんです。
結論からお話すると、感情を動かされ「応援したい!」と思わされたんです。
なぜ、そう思ったのか?
彼にしかないストーリーがあったからなんですね。
これって情報発信やビジネスでも通ずる部分があるなーと思って勉強になったので記事にしてシェアしようと思います。
目次だよ!
いつもと違った大道芸人
横浜のみなとみらいには休日よく遊びに行きます。
人が多すぎず建物もゴミゴミしていない、しかもオシャレとあってかなりお気に入りの場所です。
最近は街の中を走るゴンドラ「ヨコハマエアキャビン」なるものもできて、なんだか近未来的な感じです。
すごくないですか?笑
まだ乗ってないんですけどね。料金が片道1000円とちょっとお高いので乗る気になれないんですよね。
ぶっちゃけ歩けない距離ではないので笑
と、まぁここまでは余談です。
休日のみなとみらいには大抵、大道芸人がいます。
人が集まりやすく、かつ大道芸が出来るスペースがあるからだと思います。
いつものように大道芸やってんなぁーなんて妻と話ながら歩いていたのですが、
“おや、なんだかいつもと様子が違う大道芸人がいるぞ??”
他の大道芸人と何が違うかと言うと
- 若い(たしか18歳って言ってた)
- 北海道から来た
- 演技のテンポが速い
彼をこの記事の中では「オホーツクさん」と名付けます。
(名前がわからないので北海道っぽい名前にしました)
個人的な感想ですが、多くの大道芸人の方が1つのパフォーマンスを披露するまでに凄く長い前置きを話して、焦らして焦らして人が集まってきたら披露する。
みたいな繰り返しの印象があります。
しかし、オホーツクさんは全然焦らさない。
どんどん次から次へと華麗な大道芸を披露していました。
(もしかしたら、すでに多くの人が集まっていたからかもしれませんけど)
そんなこともあって、見入ってしまったんですね。
いつもならまたやってんなーくらいの感じであまり立ち止まらないんですけどね。
パフォーマンス終盤、一気に惹きつけられた彼のストーリー
パフォーマンスも終盤を迎えると、大道芸ではお決まりの話(?)が始まります。
- 今日は集まってくれてありがとう!
- 大道芸一本で生活しています!
- 最後に箱(帽子など)を持って立っています。
- 気持ちでいいです。でも、できれば四角い紙をいただけると嬉しいです!
みたいな感じ話です。
要は応援してくれるならお金を下さいってことですね。
彼らも仕事として、そして、プロとして大道芸をやっているわけですからお金を貰わないと生活も大道芸人として生きていくこともできません。
最初は「あぁーいつものこの流れね」なんて妻と話していたんですが、この後、僕と妻はオホーツクさんの話に聞き入ってしまい、最後には”応援したい!”と思っていたんです。
感情が動かされたということです。
どんな話だったのか?
記憶ですが、こんなことを話していました。
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今日は本当に最後まで見ていただきありがとうございます。
今日1日のために多くの大人の方が僕のために動いてくれました。
コロナもあって1年ぶりの大道芸、本当にこの1年間、大道芸ができなくて辛かったです。
それは生活面も辛かったです。大道芸1本ですから他に収入はありません。
僕は5歳で大道芸に出会い、そこから大道芸にすべてを注いできました。
小学校・中学校、友達と過ごすような時間をすべて大道芸に注いできました。そのおかげで友達は一人もいません。
高校も2ヶ月で中退しました。
親を泣かせることになったかもしれません。
それでも、僕は大道芸人の道を選び、やりたいことをやらせてくれた親に感謝しています。
そして、僕が大道芸人の夢に目覚めさせてくたのは、ここ横浜です。
そんな場所でパフォーマンスが出来ることを本当に嬉しく感じています。
僕は常に真剣です。
なので、あえて包み隠さずに言わせてもらいます。
多くの大道芸人の方がこんな言い方をするかもしれません。
「丸いものよりも四角い紙を下さい」と。
でも、僕があえて言います。
「お札を下さい。できれば2枚以上下さい。」
僕は一生大道芸人として生きていくつもりです。そのためにはお金が必要です。
でも、無理はしないで下さい。余裕のある方だけでいいです。
今、高校生、学生の方も見ていただいていますが、もっと楽しいことに使えるお金かもしれません。
僕はその楽しさを知らずに来てしまいました。それだけは少し後悔しています。
なので、無理して払わないでください。
“面白かった!”“最高の大道芸だった!”
そういう言葉だけでも本当に嬉しいです。
それでは、最後のパフォーマンスをやります。
僕が日本一になった大道芸です。日本で僕しかできません。
・・・・
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ここまでです。
記憶なので多少の間違いはあるかもしれませんが、だいたいあっていると思います。
どうでしょう?
文章だと伝わりきらない部分もあるかもしれませんが、オホーツクさんの
- 真剣さ
- 熱意
- 本気度
が伝わってきませんか?
割と頻繁に大道芸を見てきた僕と妻にとって、ものすごく感情を動かされた瞬間でした。
さらにこの話を分析すると
- 自分の生い立ち
- どんな人生をこれまで歩んできたのか?
- 大道芸に興味を持ったきっかけ
と言った「どんな人なのか?」についてもかなり詳しい内容についてまで話しています。
ここでしか会う機会がありませんし、お金を少しでも集めるには
「パフォーマンス、すごかったでしょ!」よりも
「こんな人生を歩んで、こんな思いで大道芸やってる、こんな人間です!」の方が信用度も上がりますよね。
自分にしか出せないもの=ストーリーが人を動かす
情報発信をするようになってから、
- どうしたら自分に興味を持ってもらえるだろう?
- 自分ファンになってもらうにはどうすればいいんだろう?
- 応援してもらうにはどうすればいい?
- 自分だけのオリジナルってなんだろう?
とか、「自分にしか出せないもの」ってなんだろう?
ということを凄く考えるようになりました。
【自分にしか出せないもの=ストーリー】だとオホーツクさんを見て気づいたんですよね。
例えば、あなたがキャバクラやホストクラブに行ったとしましょう。
そこであなたの相手をしてくれることになったキャストさんに「なんでキャバクラ/ホストで働いているの?」と投げかけたときにこんな返答が来ました。
- 彼氏/彼女が凄くブランド物が好きで買ってあげたいから、時給の高いここで働いてるんだ
- 片親でお母さんが女手一つで育ててくれて、その恩返しにお金が必要で頑張って働いてるんだ
どっちを応援したいですか?
後者ですよね?
あなたから買いたい・習いたいと思ってもらうには実績ももちろん必要です。
しかし、実績勝負で行ったら上には上がいます。
その中でなぜ、あなたから買うのか?
それは
- 応援したい!
- そんな道を歩んできたあなたから習いたい!
- あなたの志に惚れた!だからあなたから習いたい!
そんな気持ちをお客さんに持ってもらう必要があるんですね。
実績に目が行きがちですが、ストーリーを見せることであなたから買いたい!という人が必ずいるはずです。
あなたのストーリーをぜひ考えてみて下さい。
あなたの素のストーリーじゃないと駄目ですよ。きれいな作り話は絶対にNGですからね。
僕が副業ブログを実践&人に教える理由
ちなみに僕のストーリーもあります。
- 男手1つで育ててくれた父親に恩返しがしたい
- 会社員の給料だけでなく、自分で稼ぐ楽しさと感動を知ってほしい
そんな夢・志のもと、ブログを実践し、生徒さんにブログを教えています。
僕のストーリーは電子書籍にしているので、読んでみたい方は僕の公式LINEを友だち追加してみて下さい。
ブログを収益化するための講座も配信していますので、興味があればどうぞ↓
まとめ
この記事ではストーリーで人の感情が動かせるというお話をして来ました。
商品やサービスを売るとき、「月収◯円稼げます」とか「3ヶ月で◯キロ痩せた人続出!」みたいな実績に目が行きがちです。
しかし、それでは上には上がいますかキリがありません。
あなたのストーリーをそこに足してみて下さい。
すると、“あなただから買いたい!”という人が出てくるはずです。
大道芸を見ていてこんな気付きがあるとは思いもしませんでした。
「ビジネス視点」「周りを俯瞰して見る」といった事の重要性も再認識できました。
ぜひ、あなたのだけのストーリーを見出してみて下さい。